マ軍球団社長 イチは「大事な戦力」「投手として、ではないよ」

[ 2015年10月7日 09:20 ]

 マーリンズは6日、来季構想についての記者会見を開き、その中でイチロー外野手との再契約を発表した。サムソン球団社長はまず「投手として、ではないよ」と周囲を笑わせた上で「プレーオフを目指すチームにとって、大事な戦力として考えている。役割は今年と同じ4番手の外野手だが、チームにはしっかりとした選手層が必要」と真顔で説明する。22日に42歳となるメジャー最年長野手は会見に同席しなかった。

 メジャー通算3000安打まであと65本。マーリンズでこの大台に届いた選手はいないため、イチロー外野手にその期待がかかる。達成が迫れば注目度は高まるが、サムソン社長は「3000安打については、イチローと同じ考え方。彼に3000本を打ってもらう目的ではなく、彼の野球への献身があるから契約した」と強調。「英国でビートルズと一緒にいるのと同じようなもの。卓越した人物と過ごすことは、そこにいる者をいい気分にさせてくれる」と、伝説のロックバンドを引き合いに出して存在自体がプラスになるとした。(共同)

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2015年10月7日のニュース