熊崎コミッショナー、調査見守る姿勢 八百長関与の有無が焦点

[ 2015年10月6日 20:18 ]

 プロ野球の熊崎勝彦コミッショナーは6日、巨人の福田聡志投手が野球賭博に関与した問題で、今季の1軍での登板がなく、直接、勝敗に関われなかったとされている点について「出場選手との共謀の可能性もあるから分からない。事実関係はこちらでは断定できない」と慎重に調査を見守る姿勢を示した。

 福田投手が違反する疑いがあるのは野球協約の第177条(不正行為)の(6)「所属球団が直接関与する試合について賭けをすること」と、第180条(賭博行為の禁止および暴力団員等との交際禁止)の(2)「所属球団が直接関与しない試合、または出場しない試合について賭けをすること」。177条には永久失格処分、180条では1年間または無期の失格処分が科され、敗退行為などの八百長に関与したかが焦点となる。

 調査は、熊崎氏がコミッショナー就任前に委員長を務めた調査委員会が担い、めどは1カ月~1カ月半。調査委の処分案の提出を受け、コミッショナーが処分を決める。

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