球界激震!巨人・福田が野球賭博 刑事事件に?警察への届け出も検討

[ 2015年10月6日 05:30 ]

野球賭博に関与していた巨人・福田

 巨人の久保博球団社長(66)は5日、東京・大手町の読売新聞本社で記者会見し、福田聡志投手(32)が野球賭博に関与していたと発表した。同僚の笠原将生投手(24)から紹介された知人との間で夏の甲子園大会、巨人の試合を含むプロ野球、大リーグの試合を対象に賭けをしていた。球団は野球協約に抵触している疑いがあるとして、コミッショナーに告発。刑法の賭博罪に当たる疑いもあり、警察への届け出も検討している。

 ポストシーズンを直前に、球界が激震に見舞われた。この日の夕方、急きょ設定された記者会見。久保球団社長は、詰め掛けた報道陣を前に冒頭で深々と頭を下げ「当球団の選手がプロ野球の信用、信頼を失墜させる行為を犯したことに関しまして深くおわびいたします」と謝罪した。

 球団によれば9月30日、福田が2軍練習に参加していたジャイアンツ球場に、税理士法人勤務という知人男性A氏が来訪。「福田が貸した金を返さない」と訴えたことで発覚した。球団が委嘱した弁護士が調査したところ、8月初旬に誘われ、甲子園大会の複数試合で賭けを行ったという。

 甲子園大会終了時に大きく負けていた福田はA氏に「遊びだからプロ野球で取り返せばいい」と持ちかけられ、プロ野球と大リーグの試合でそれぞれ10試合、賭けをした。巨人の試合は3、4試合で、最終的に百数十万円の損になっていたという。実際の金銭のやりとりはなかったが、9月初旬にメールのやりとりをやめると、A氏の取り立てが始まった。

 10年目の福田は今季の1軍登板がなく、球団による調査では八百長行為が行われた形跡は認められていないが、球団は野球協約に抵触している疑いが強いとして熊崎勝彦コミッショナーに通報。同コミッショナーは日本野球機構(NPB)の調査委員会に調査を依頼した。球界では1969年に野球賭博が絡む八百長行為に西鉄(現西武)の選手が関与した「黒い霧事件」が発覚。当時の池永正明投手が永久追放となった。NPBによると、以降は野球賭博などの有害行為で野球協約に基づいて処分が下されたことはない。

 球団側の調査では、A氏が暴力団関係者であるとの情報はない。だがNPBの調査により野球協約第177条1項6号「所属球団が直接関与する試合について賭けをすること」に抵触すれば、永久失格処分となる。また、A氏が野球賭博常習者と認められた場合には第180条1項1号により、1年間ないし、無期の失格処分となる。A氏を福田に紹介した笠原は野球賭博を断っていたというが、A氏と賭け麻雀をする間柄だった。

 球団は福田が刑法の賭博罪に当たる疑いがあるとして警察への届け出を検討し、両選手を当面、謹慎処分とした。久保社長は両選手の解雇の可能性についてNPB側の裁定に応じて処分を下すとした上で「当然、あり得る」と言及。巨人も出場するクライマックスシリーズを前に、プロ野球界の盛り上がりに影を落とした。「大切な時期にお騒がせした」と久保社長。今回の件によるCSの出場辞退について問われると「それは現時点で考えていない」と話した。

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