田口氏、2軍監督受諾の決め手は福良代行の昇格「全て言いなり」

[ 2015年10月6日 05:30 ]

会見を終え瀬戸山球団本部長(右)と笑顔で握手する田口2軍監督

 日米で活躍した野球評論家の田口壮氏(46)が京セラドーム大阪でオリックスの来季2軍監督就任の会見に臨み、新監督に就任する福良監督代行(55)への“愛”を語った。

 今回の就任要請を「悩んだ。不安が先に来た」と明かし、決断の理由として福良新監督誕生を挙げた。「福良さんだったら、ぼくは一生仕えていいと思っていた。それぐらい育ててもらったので、全て言いなりなんですよね」。笑顔で尊敬する先輩の胴上げを誓った。

 所信表明では「今、確実に言えることは『走ってもらう、元気を出してもらう』こと」と力を込めた。仕事の都合上、5日に開幕したみやざきフェニックス・リーグでの指揮は難しくても「ちゃんと向こうからスコアが届くことになっていて、チェックします」と早くも始動した。

 メジャーリーグでは2度のワールドチャンピオンを経験し、野球解説者としても見識を広げた。「いかに育成のシステムを構築できるか。みんなで検証して、育成システムを明文化できるようにつくりたい。(アイデアは)いっぱいある。骨子ができれば、長く強いチームはできると思う」と頼もしかった。

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2015年10月6日のニュース