安楽、たどり着いた1軍デビューで初勝利「悔しい日々を送っていた」

[ 2015年10月5日 22:10 ]

<楽・ソ>初めてのお立ち台でマスコットの抱きつかれる安楽

パ・リーグ 楽天6―1ソフトバンク

(10月5日 コボスタ宮城)
 今季142試合目。ついに1軍デビューを果たした楽天・安楽が、初の先発マウンドで躍動した。6回を2安打無失点で初勝利。楽天球団の高卒新人で初登板初勝利は史上初。来季の飛躍につながる結果を見事に残した。

 「厳しいなか、頑張ってこれた結果がゼロにつながったと思うし、多くの皆さんに助けていただいて勝利がつかみ取れたと思うので感謝しています」。初めて上がったお立ち台。初々しく、しかし力強く言葉をつないだ。

 初の1軍マウンドだったが「周りの先輩方がやりやすいようにやってくれた。いい緊張感の中で投げられたので、自分としてもいい結果が出てホッとしています」。4回まで毎回の5四球と制球に苦しんだものの、バッテリーを組んだ嶋から「思い切って腕を振ってこい」と言われ、そのミット目掛けて必死に投げた。

 デビューまでは長い道のりだった。高校2年の秋、右肘を痛めた影響でフォームの改造に着手した。2軍で黙々と鍛錬に励む日々。チームの今季新人7選手(育成を除く)で1軍出場がないのは、いつしか安楽だけとなっていた。

 「自分の持っている力が全然出せていなかったので、悔しい日々を送っていたんですけど、いろいろアドバイスをいただいて、そして1軍の首脳陣にこういうチャンスをもらったので、精一杯頑張ろうと」。巡ってきたチャンスをモノにした。

 プロとしての一歩を刻んだ。だが「きょう見ていただいた通り、全然未熟者なので…」と安楽。ウイニングボールは「とりあえず両親にあげようかなと思う」と話し、この日、スタンドで観戦していた母に、そして声援を送ってくれたファンに「まだ1勝しかできていないですけど、これから喜んでもらえるような活躍をしていきたい」とさらなる成長を誓った。

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