山田 トリプル3始まりの第一歩 開幕戦の初回初球スチール

[ 2015年10月3日 08:55 ]

<ヤ・神>これがヤクルトスマイル!神宮のグラウンド内で行われた祝勝会でビールを浴びせられ泡とともに笑顔はじける山田

 史上空前の大混戦を制してのリーグ優勝。1位から最下位まで全ての順位を経験し、浮き沈みが激しかったヤクルトだが、今季の戦いを振り返った時、それぞれ印象に残っているあの一球、あの一打がある。山田にターニングポイントとなった試合を聞いた。

 開幕戦で決めた初回初球スチールです。前日練習のアップ後、三木コーチから「初回に塁に出たら走ってみようか」と言われ「いきます」と答えた。でも、出塁したらの話だし、安打を打てるとは思っていなかった。

 1番打者で迎えた開幕戦。最初に打席に入り、今振り返っても今年一番緊張していたと思う。相手は日本を代表する前田健太投手。中前打を打つことができて出塁したので、思い切って初球にスタートを切った。「絶対にいく」という強い気持ちがあったので、ビビらずスタートとかスライディングとか技術的なことではなく、とにかく思い切って走った。

 昨年から福地コーチ、城石コーチに教わってきて、今年も三木コーチと取り組んできた。あの一つの盗塁で自信がついたとかはないけど、結果的に目標だった30盗塁をクリアできた第一歩となった。初回得点にもつながりって、試合も勝つことができた。自分にとって、今年の成長につながった一プレーだと思います。

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2015年10月3日のニュース