ヤク 最下位からの14年ぶりV!史上空前の大混セ制した3つの理由

[ 2015年10月2日 22:15 ]

<ヤ・神>11回2死一、三塁、サヨナラ勝ちで優勝を決め、バーネット(左)と抱き合って喜ぶ山田

セ・リーグ ヤクルト2―1阪神

(10月2日 神宮)
 ヤクルトが14年ぶり7度目のリーグ優勝を飾った。パ・リーグはソフトバンクが独走したが、セ・リーグは史上空前の大混戦。ヤクルトのセ・リーグ制覇には3つの大きな要因があった。

≪勝負の9月で上り調子≫

 勝負の9月に強さを発揮した。10月1日までに、ヤクルトは13勝6敗1分けで勝率.684と勝ち星を一気に増やした。2位巨人は10勝8敗で勝率.556、3位阪神は9勝13敗1分けで勝率.409、4位広島は12勝10敗2分けで勝率.545だった。

≪投打で戦力が充実≫

 同一シーズンで打率3割、30本塁打、30盗塁をマークする「トリプルスリー」をほぼ確実としている山田哲人内野手と、リーグ首位打者を争う川端慎吾内野手、そして打点王確実の畠山和洋内野手がシーズンを通じて活躍。4月にウラディミール・バレンティン外野手が左太腿肉離れで長期離脱したが、山田ら主力が穴を埋め、そのバレンティンも復活した。チーム通算得点は564得点(2日現在)でリーグ1位。(2位はDeNAで502得点)

 投手陣も充実しており、試合前まで、エースの小川泰弘投手(25)が11勝、ベテランの石川雅規投手(35)が13勝と安定した結果を残した。特に石川は9月5戦5勝とシーズン終盤で驚異的な力を発揮した。守護神のバーネットは、9月24日に高津投手コーチの持つ記録を塗り替える球団新記録の38セーブ目を挙げた。頼れる助っ人右腕の貢献も大きかっ
た。

≪12球団最年少・真中監督が重んじた自主性≫

 今季から指揮を執った12球団最年少の真中満監督(44)が2年連続最下位からチームを優勝に導いた。選手と最も年齢が近い指揮官となった真中監督が春季キャンプのテーマに掲げたのが「自主性」。ベテランには独自の調整法、若い選手には伸び伸びと野球に励むよう“選手任せ”の方針をとった。

 キャンプ中の取材で「選手を信頼したい。どうしても悪いところばかり出ると文句を言いたくなるけど、そこは信頼関係なので、なるべくいいところを見つけるようにしたい」と信念を語っていたように、シーズン最後まで選手の力を信じ続けた。2軍打撃コーチ、2軍監督時代に指導した山田や雄平(外野手)らが能力をいかんなく発揮できたのも、長
年に渡って積み上げてきた監督と指揮官の信頼関係によるものだろう。

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