東海大相模、乱打戦制し「2冠」王手 30日決勝VS中京大中京

[ 2015年9月30日 05:30 ]

<東海大相模・智弁和歌山>3回、本塁打を放つ東海大相模・長倉

高校野球硬式の部準決勝 東海大相模10―7智弁和歌山

(9月29日 紀三井寺)
 「紀の国わかやま国体」特別競技の高校野球硬式の部は29日、準決勝2試合が行われた。今夏甲子園優勝の東海大相模(神奈川)は地元・智弁和歌山と両軍計5本塁打を含む28安打の乱打戦を制し、12年・大阪桐蔭以来となる夏の甲子園、国体の「2冠」に王手をかけた。中京大中京(愛知)は江戸時代の蘭学者・杉田玄白の子孫、長谷部銀次投手(2年)が4失点完投。鳥羽(京都)を下し、30日の決勝に進んだ。

 東海大相模は4番の捕手・長倉主将が5打数5安打2打点。三塁打が出ればサイクル安打に迫る強打ぶりを見せ「5安打なんてびっくり。今大会は結果を残せていなかったので良かった」と喜んだ。

 エース小笠原が左肘炎症で離脱。中1日で先発した右腕・吉田が13安打7失点完投と苦しい台所事情を打線が援護。国体初制覇まであと1勝として「集大成なのであすも勝ちたい」と力をみなぎらせた。

 ◇その他の試合◇

 ▽準決勝
中京大中京(愛知)
 032 100 000―6
 300 000 001―4
鳥 羽(京都)
 (中)長谷部―伊藤
 (鳥)山田、松尾―梅谷
 [本]伊藤、内藤(中)小薗(鳥)

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