“最後の阪急戦士”日本ハム・中嶋、46歳今季限りで引退へ

[ 2015年9月30日 05:30 ]

日本ハム・中嶋

 日本ハムの中嶋聡捕手(46)が今季限りで現役を引退することが29日、分かった。

 強肩強打の捕手として活躍し、89年にゴールデングラブ賞、95年にはベストナインを受賞。現役では阪急(現オリックス)でプレーした最後の一人で、通算284勝の山田久志氏ともバッテリーを組んだ。西武移籍後は松坂(現ソフトバンク)、日本ハムではダルビッシュ(現レンジャーズ)ともコンビを組んだ。

 07年からバッテリーコーチを兼任。08年以降は出場数が激減したが、4月15日のロッテ戦(札幌ドーム)に出場で実働年数が29年となり、82~10年に西武などでプレーした工藤公康(現ソフトバンク監督)のプロ野球記録に並んだ。日本を代表する投手の球を受けてきたベテランが、静かにミットを置く。

 ◆中嶋 聡(なかじま・さとし)1969年(昭44)3月27日、秋田県出身の46歳。秋田・鷹巣農林から86年ドラフト3位で阪急に入団。その後、西武、横浜(現DeNA)を経て04年に日本ハムに移籍。07年からバッテリーコーチを兼任した。通算成績は1549試合で804安打、55本塁打、349打点。1メートル82、82キロ。右投げ右打ち。

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