「野球というスポーツに感謝」ひちょり号泣、新庄&稲葉氏もメッセージ

[ 2015年9月27日 17:12 ]

ファンに別れを告げ涙ぐむ森本

パ・リーグ 西武5―1楽天

(9月27日 西武プリンス)
 今季限りでの引退を表明している西武の森本稀哲外野手(34)の引退セレモニーが、27日の楽天戦の試合後に行われ、日本ハム時代のチームメートの新庄剛志氏(43)と稲葉篤紀氏(43)から惜別メッセージが送られた。森本は号泣し、現役生活に別れを告げた。

 オーロラビジョンに西武の主力選手からの惜別メッセージが次々に送られ、涙ぐむ森本。続けて、新庄、稲葉両氏からのメッセージも映しだされた。その後、稲葉氏が花束を持ってグラウンドに姿を現すと、森本は号泣しながら稲葉氏に抱きついた。

 引退あいさつでは「サッカー少年だった僕が、友だちに誘われ始めた野球。その野球にのめり込んで25年の月日がたちました。全力でプレーする、野球を楽しむ、この二つをキーワードにプロ17年間、今日まで走り続けてきました」と自らの野球人生を振り返った森本。ファンや関係者にお礼を述べた後、チームメートに感謝の言葉を述べた。

 「正直、みんなともうちょっと野球がしたかったです。今日も8回の裏、あの、みんなの…」と話したところで感極まって言葉に詰まると、「ベンチでの『ひちょりさんに回せ』という言葉に本当に感動しました」と、森本に打席が回った8回裏のベンチの様子を明かした。

 最後は「野球というスポーツに感謝!17年間ありがとうございました!」と力強い言葉で締めた森本。場内を一周した後、チームメートから胴上げされ17年間の現役生活にピリオドを打った。

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