片岡 一瞬の“我慢”で併殺完成 走者の上田誘い出す

[ 2015年9月27日 08:29 ]

<巨・ヤ>7回無死一塁、川端の打球を捕った片岡は一走上田にタッチしてから一塁に送球し、併殺を完成させる

セ・リーグ 巨人4―3ヤクルト

(9月26日 東京D)
 数秒先のプレーを頭で想像できる。守備の名手の条件のひとつだ。巨人の片岡は1点リードの7回無死一塁の二塁守備で、一瞬で「併殺の形」をイメージし、実践した。

 3番手の山口が先頭の上田に四球。嫌なムードが漂う中、川端の打球はワンバウンドで二塁方向に高く跳ね上がった。「走者の位置と落下地点を予想して“いける”と思った」。頭に描いた「捕球→走者タッチアウト→一塁送球」の併殺を実現するため、落下地点に向け踏み出そうとした足を止めた。時間にしてコンマ数秒。走者の上田は片岡の捕球地点に吸い込まれるように走り込んでタッチアウトとなり、一塁送球で併殺が完成した。

 片岡が「タメ」をつくったのは早い段階で上田の視界に入るのを防ぐため。上田の進路上でもあった落下地点に素早く入ろうとすると、走者は併殺を阻止するために一、二塁間でストップしてしまう。走者は一塁送球の邪魔になり、二塁封殺のみとなった可能性が高い。

 原監督も「0点に抑えることができてよかった」と振り返った7回の好守備。経験に裏打ちされた片岡の「頭脳プレー」が、相手の追い上げムードを一瞬で消し去った。(山田 忠範)

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