浅村 決勝満弾!完璧すぎて「パニック」 西武CS死守4連勝

[ 2015年9月27日 09:10 ]

<西・楽>8回1死満塁、勝ち越しの左越え満塁本塁打を放つ浅村

パ・リーグ 西武5―1楽天

(9月26日 西武D)
 フルスイングした勢いで、フォロースルーの形のまま打球の行方を見つめた。左翼席へ飛び込んだ決勝満塁弾。西武・浅村は放心状態だった。

 「まさかあそこに打球がいくとは思っていなかったので、パニックになりました。あんなに完璧に打てるとは…」。

 1―1の同点に追いつかれた直後の8回1死満塁。楽天3番手・クルーズに対し、狙い球を直球に絞った。3球目。内角高めに来た153キロを豪快に引っ張った。13号は、今季2本目、通算4本目のグランドスラム。今季のチーム9本目の満塁本塁打は、80年にマークした球団記録に並んだ。

 満塁機にはめっぽう強い。通算17打数6安打、打率・353で20打点。「満塁だと、楽な気持ちで打席に入れる」。緊張はない。このずぶとい打者心理が、好結果を生み出す。「死球でも1点入るし、最悪詰まってもセカンドの頭を越えればいい。無死か1死だと犠飛でいい」。満塁機の方がリラックスできるという。

 浅村にとっては、苦しいシーズンとなった。前半戦は不動の3番だったが、安打を量産する1番・秋山と、本塁打を量産する4番・中村に挟まれ自身を見失った。つなぐ意識を持ちすぎるあまり、豪快な打撃は影を潜めた。焦りから、宮地打撃コーチに「僕、全然目立ってないですけど大丈夫ですか?」と漏らしたこともある。

 後半戦は打順を7番まで下げ、3割2分あった打率も現在・270に落ち込んでいる。それでも9月に入ってからは、練習で「強く振る」ことをあらためて意識。ティー打撃では、通常より約3メートル後ろに下がり、強い打球を打ち込む。この日、浅村は同打撃コーチから「思い切りやってこい」と言葉をかけられ、最高の一発で応えてみせた。

 最後のCS切符を目指すチームは4連勝。4位・ロッテとのゲーム差を1・5に広げた。「負けられない試合だった。きょうが一つのヤマ場。ここから全勝できる気がする」。ダイヤモンドを一周し、本塁手前で右手を高く突き上げた浅村。13年打点王は残り4戦に全てを懸ける。(神田 佑)

 ▼西武・森(2回先制の右中越え16号ソロ)完璧でした。しっかりタメをつくって打つことができた。ノっていけそうです。

 ▼西武・秋山(初回に左前打を放ち、歴代4位タイの206安打)気持ちは楽になりました。

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