阪神 またもマエケンに…27日、勝たなければV完全消滅

[ 2015年9月27日 05:30 ]

<広・神>5回、エルドレッドに勝ち越し適時打を許して呆然とする岩田(中央)

セ・リーグ 阪神1―2広島

(9月26日 マツダ)
 27日にも阪神のリーグ優勝が完全消滅する。26日の広島戦で逆転負けを喫して再び勝率5割に逆戻り。27日も敗れるか、引き分けで逆転Vの可能性がゼロになる。2位・巨人とのゲーム差も3・5に開き、クライマックスシリーズ(CS)の本拠地開催も危うくなった。

 悔しいが、和田監督は相手エースの闘志を称えるしかなかった。1―0の5回1死からの前田健に喫した左中間への二塁打。スピードを緩めることなく一塁ベースを蹴り、ものすごい形相で猛烈なスライディング…。とても投手とは思えない気迫の走塁でマートンからの送球を一瞬かわされた。そこから岩田は新井に同点打されエルドレッドに勝ち越し打を許した。

 「全力疾走で二塁まで走った直後も変わることなくマウンドに向かって、逆にエンジンをかけてきた…」

 指揮官が驚くのは、その後のピッチングだった。6回から降板する8回までの3イニングで一人の走者も出せなかった。立ち上がりにゴメスの適時打で1点を先制したものの、ひっくり返されてからは勝機を完全に失った。走攻守で前田健一人にやられたといっていい。今季は8月27日以降に4戦して、4敗。計30イニングでわずか2得点しか奪うことができず、優勝争いから脱落する原因にもなった。

 一方で阪神先発の岩田は、5回1死一塁での送りバントが併殺打。好機を潰して気持ちを切り替えられないまま上がったマウンドで逆転を許した。あまりにも好対照なシーンは、勝利への執念、そして一つの目標に向かうガムシャラな姿勢をまざまざと見せつけられ、教えられたようだった。

 27日は勝たない限り、数字上、かすかに残っていたリーグ優勝の可能性が完全消滅してしまう。勝率は5割に逆戻りで2位巨人とのゲーム差も3・5に開いた。それどころか4位の広島とは2・5差となり、上よりも下を気にしないといけない状況。「目の前のゲームを一戦、一戦」。指揮官はいつものフレーズで最後まで諦めない姿勢を繰り返したが、さらに窮地へ追い込まれたのは間違いない。(畑野 理之)

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