黒田 中4日登板も足に乱され8敗目…24日にも広島V完全消滅

[ 2015年9月24日 05:30 ]

<ヤ・広>3回2死二塁、畠山に2ランホームランを打たれ、がっくりの黒田

セ・リーグ 広島0―6ヤクルト

(9月23日 神宮)
 男気右腕でも悪循環を食い止めることはできなかった。広島は23日のヤクルト戦(神宮)で今季14度目の零敗を喫し2連敗で借金は4となった。今季2度目の中4日登板となった先発・黒田博樹投手(40)は山田の足に苦しめられるなど5回4安打3失点で8敗目。早ければ、24日に24年ぶり優勝の可能性が完全消滅する。

 黒田は唇をかみしめた。チームを勝たせられなかったこと。その全責任を背負い込んだ。

 「内容どうこうではなく、この時期は結果が全てだから」

 今季2度目の中4日登板で、自らのベストを尽くした。だが、結果が伴わなければ意味がない。淡々とはき出す言葉に、悔しさがにじんだ。

 快調なペースが一変した。初回、簡単に2死を取った後、山田に右前打され即座に二盗を許して、次打者・畠山に三塁線を破る先制適時二塁打を浴びた。3回も2死から一塁走者の山田に二盗を許し、畠山に痛恨の左越え2ランを被弾。盗塁はいずれも畠山への初球で、2打席とも、けん制球は1度もなかった。

 「あそこは駆け引き。盗塁されたら、それは自分の責任」

 9月5日ヤクルト戦(神宮)では執拗なけん制で一走・山田をクギ付けにし、失点を防いだ場面もあった。前回対戦の伏線があっての駆け引きだったが、今回は山田に上を行かれた。

 打線もヤクルト先発・館山の前に凡打の山を築き上げた。前半5回まで無安打。6回、先頭の安部がチーム初安打を放ったが、次打者・石原の時に二盗に失敗。石原が左前打を放つなど最後まで攻撃の歯車はかみ合わなかった。塁上に走者を送ることができなければ、采配のふるいようもなかった。3安打での零敗を緒方監督は、ため息交じりに振り返る。

 「打線に元気がない。ウチは先制しないと。そういう戦いでこれまで勝ってきたし、主導権を握られると厳しい」

 勝負の12連戦で、まさかの失速。24日にも優勝の可能性が完全消滅するが、黒田は前を見すえて言った。「次、またすぐに登板は来る。しっかり準備して、最後の最後まで全力でやるしかない」。身に染みる秋風も大ベテランは闘志を失ってはいない。残り10試合の戦いぶりに、ナインの真価が問われる。(桜井 克也)

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