岩隈 3年連続2桁勝利王手!今季最多10K FA市場の目玉だ!

[ 2015年9月24日 05:30 ]

ロイヤルズ戦で5回を終え、ベンチで笑顔を見せるマリナーズ・岩隈

ア・リーグ マリナーズ11―2ロイヤルズ

(9月22日 カンザスシティー)
 マリナーズの岩隈久志投手(34)が22日(日本時間23日)、ロイヤルズ戦に先発し、7回3安打無失点で今季9勝目(4敗)を挙げた。リーグ最高勝率チーム相手に今季最多の10奪三振。次回登板が予想される27日(同28日)のエンゼルス戦で3年連続2桁勝利を目指す。チームはポストシーズン進出は絶望的だが、今季終了後にFAとなる右腕の市場価値は高まるばかりだ。

 地区優勝目前のロイヤルズは両リーグトップのチーム打率・271を誇り、三振数882は両リーグ最少。そんな難敵を岩隈は見事な投球術で幻惑した。2回、ペレスに対し、1ストライクから2球連続カーブで空振り三振。5回のビュテラも2ストライクからカーブで3球三振に斬った。

 これまでスプリットやツーシームが軸だった岩隈の投球パターンなら、決め球に選択する確率の低い球。この日も10個中、5個を奪ったスプリットに次ぐ2個がカーブだった。投球全体に占めるカーブの比率も昨季の3・2%から今季は7・3%と倍増。「(メジャーに)上がってくる前に練習したのが、生きている。軌道がいつもより高く、(打者は)見えないくらい落ちているのかな」。専門サイトのデータによると、ペレスを三振に仕留めたカーブの落差は38・1センチだった。

 今季は右広背筋痛で出遅れながら、無安打無得点試合を含む後半戦8勝目はリーグトップタイ。メジャーデビューした12年から4年間の先発としての通算勝率・667は、同期間ではメジャー全体5位で、トップのグリンキー(ドジャース)ら上位4人は全員サイ・ヤング賞経験者だ。

 今オフにはFAとなる。ロイド・マクレンドン監督は「自分に決定権はないが意見は言うつもり」と残留を熱望。米メディアも残留が基本線とみているが、ア・リーグ球団のスカウトが「3年契約は十分可能」と評価するように、仮にFA市場に出れば目玉となり、今季の年俸700万ドル(約8億3300万円)から大幅増での争奪戦も予想される。3年連続2桁勝利を確定させて価値を高めるため、岩隈は「あと1つ、勝てるように頑張りたい」と力を込めた。

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