和田監督 快勝に「風が吹き始めた」今季初2番・今成起用で苦境脱出

[ 2015年9月20日 21:18 ]

<神・ヤ>お立ち台でおどける今成(右)と福留(左)に囲まれガッツポーズする岩田

セ・リーグ 阪神8―1ヤクルト

(9月20日 甲子園)
 和田采配が的中した。敗れれば、自力優勝の可能性が消滅する一戦。今季初めて2番に起用した今成が8点大勝のキーマンとなった。

 「クリーンアップの状態が上がっている。その前に走者を置きたかった」と指揮官。今季、2戦2敗、防御率0・69と抑え込まれていた山中に対し、初回、その今成が左前打で出塁。左翼・バレンティンが打球をファンブルする間に二塁を陥れると、2死三塁から4番・福留の適時打で先制のホームを踏んだ。さらに2回にも適時打を放ち、天敵をマウンドから引きずり降ろした。

 この日、4安打2打点の今成は2得点をマーク。クリーンアップが計5安打4打点と機能したのも、その存在が大きかった。

 「(初回、今成の安打から)風が吹き始めた。きょうはどうしても取りたいゲームだった」と安どの表情の指揮官。首位・ヤクルトに大勝で連敗を2で止めたこの日の勝利は特別な意味を持つものとなった。

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