来季戦力外…日本ハム木佐貫 引退決定的 今季1軍登板なし

[ 2015年9月19日 05:30 ]

日本ハムの木佐貫

 日本ハムの木佐貫洋投手(35)が今季限りで現役引退することが18日、決定的になった。巨人、オリックス、日本ハムと3球団を渡り歩いた62勝右腕だが、13年目の今季はここまで1軍昇格できず、2軍でも16試合で0勝6敗、防御率7・67。来季の戦力構想から外れており、近日中にも大きな決断を下すことになる。

 木佐貫は昨季わずか1勝に終わり、今季を背水の陣として臨んでいたが結果を残せなかった。チームは12年以来、3年ぶりのリーグ制覇を逃したが、先発陣は大谷を筆頭に吉川、有原、中村、浦野、上沢、斎藤ら20歳代投手が先発ローテーションで回り、現在2位で19日の西武戦に勝てばCS進出が決まる。世代交代の時を迎えていることも受け止めている。

 鹿児島・川内で甲子園出場はならなかったが、150キロを超える直球と落差の大きなフォークを武器に亜大4年には東都大学リーグで春秋連続でMVPに輝き、世界大学野球選手権にも出場。巨人では新人だった03年に10勝を挙げ新人王に輝いた。右肩甲骨下の手術などで一時低迷したが、07年に自己最多12勝と復活した。

 オリックスに移籍した10年も10勝を挙げ、日本ハム1年目の13年も9勝をマーク。球宴にも3度出場した。13年には史上12人目となる12球団勝利を達成。プライベートでは鉄道マニアとして有名で、球場まで電車通勤し、ファンとの交流を大切にするなど、人柄も誠実で人気も高い。来季以降に日本ハム以外でプレーする意思がなく、このままユニホームを脱いで第二の人生を歩む。

 ◆木佐貫 洋(きさぬき・ひろし)1980年(昭55)5月17日、鹿児島県生まれの35歳。川内から亜大に進み4年時に東都リーグ春秋連覇。同年の大学選手権、明治神宮大会も制し4冠を達成した。02年ドラフト自由獲得枠で巨人入団。1年目の03年に10勝7敗で新人王。09年にオリックス、13年に日本ハムへトレード移籍。11年には自身初の開幕投手を務めた。1メートル88、84キロ。右投げ右打ち。

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