巨人、ジョンソン打てず…23イニング無得点、代打・岡本も不発

[ 2015年9月16日 05:30 ]

<広・巨>9回2死、坂本は遊ゴロに倒れ舌を出す

セ・リーグ 巨人0-1広島

(9月15日 マツダ)
 またも天敵から1点も奪うことができなかった。0―1の8回1死一、三塁。この日最大の好機で、巨人・原監督が「ランナーを気にしないで思い切っていけ」と代打に起用したのは、ルーキー岡本だった。左腕ジョンソンに対し、1ボールから右翼線へ快音を発したがファウルとなり、最後はカットボールに二ゴロ併殺打。「チャンスだったので打とうと思っていた」と悔しがった。

 しかし、プロ通算5打席目の19歳は責められない。8回まで5安打。今季3度目の対戦で通算23イニング無得点となり、そのまま零敗を喫した。

 ジョンソン対策として個々で球種やコースを絞るよう首脳陣は求めたが、川相ヘッドコーチは「(狙い球を)絞った中でスイングをしっかりできていれば。凡打の内容が良くなかった」と渋い表情。単打1本に終わった阿部は「見ての通り、ビシバシ(制球も球威も抜群)だな。そこで何とかしなきゃいけなかった」と唇をかんだ。

 今季初の中4日だったジョンソンの球数を増やすような工夫も少なく映った。6球以上投げさせたのは片岡の2度(6、7球)と投手・菅野の1度(10球)のみ。セーフティーバントの構えで揺さぶろうとしたのも3回1死での小林(計2度)だけで、8回までマウンドに立たせてしまった。

 原監督は「攻撃する側は0点ではいけませんね。全体的にカープの投手は攻略できていませんね」と嘆いた。9勝15敗と今季負け越しが決まっている広島には、得点が1試合平均で1・8点しか取れていない。これで4位・広島とは1・5ゲーム差で、負け数は1つ多くなった。手痛い1敗が重くのしかかる中、18日から敵地で首位・ヤクルト2連戦に臨む。(大林 幹雄)

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2015年9月16日のニュース