ゴメス“天敵”マイコ撃ち 通算36イニング目でチーム初適時打

[ 2015年9月10日 08:40 ]

<神・巨>7回1死三塁、伊藤隼の右犠飛で同点のホームを踏んだゴメス

セ・リーグ 阪神4-3巨人

(9月9日 甲子園)
 お立ち台は同じ助っ人のマートンに譲ったものの、ゴメスが阪神の勝利の立役者だったことは誰もが認めるだろう。打ったのはわずか1安打。だが、その一本に、そして激走に、大きな価値があった。2点を勝ち越された直後の7回無死二塁、カウント1ボール2ストライクからマイコラスの外角スライダーを、逆らうことなくはじき返した打球は右中間で弾んだ。相手外野陣が打球に追いつくのに手間取る間に必死に走って二塁打。さらなる好機を築き三進後、伊藤隼の右犠飛で同点のホームを踏んだ。

 「ヒットになったことがうれしい。あしたもきょうと同じようにヒットを打てるようにしたい」

 ここまで4度対戦し3勝を献上してチーム打率・131に抑え込まれていた天敵・マイコラスに対して、チームとして通算36イニング目で初めて記録した適時打。自身の長打も8月14日ヤクルト戦で二塁打を放って以来、実に19試合ぶりだった。

 今月7日に31歳の誕生日を迎えた。「奥さんから特にプレゼントはもらっていないけど、ゆっくりと一緒に過ごせたよ」と悩める9月だけに、リフレッシュさせてもらったことが何よりの贈り物だった。

 3日の広島戦からは5番に降格。来日2年目、通算263試合目で初めての4番落ちに「そりゃハッピーなわけないじゃないか。4番に戻るに越したことはないよ」と助っ人として意地とプライドを隠すことはなかった。代役を務める福留も「チームの4番はゴメス。その中でたまたま調子が悪くて、僕が4番目に座っているだけ」と話すように、理想は「4番ゴメス」だ。

 和田監督は「ゴメスで点を取れたことが大きい。次の打席(9回1死)も三振をしたけどアプローチの仕方が変わっていた。いいきっかけになるんじゃないか」と少しだが、復調気配を感じとったようす。残り19試合。再びゴメスが「定位置」に戻ることになれば、本来の打棒が戻ったということ。その先には2005年以来、10年ぶりのリーグ優勝が待っている。(柳澤 元紀)

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