これぞ守護神!呉昇桓 今季7度目イニングまたぎで2回無失点

[ 2015年9月10日 08:15 ]

<神・巨>延長10回のピンチを切り抜け、笑顔でベンチへ戻る呉昇桓

セ・リーグ 阪神4-3巨人

(9月9日 甲子園)
 久々の複数回も問題なかった。阪神・呉昇桓(オ・スンファン)が7月26日DeNA戦以来となる今季7度目のイニングまたぎで2回無失点。守護神の力を見せつけ、勝利のバトンをつないだ。

 出番は同点の9回にやってきた。いつも通り、ポーカーフェースでマウンドに立った。先頭の代打・堂上には初球のフォークを引っかけさせたが、遊撃内野安打となり無死一塁。代走・鈴木の足を警戒していたが、カウント1―1からのけん制が悪送球となり三塁まで進塁を許したが、慌てることなく、ここから本領を発揮した。

 「1人1人、集中して抑えるだけ。いつも通り、しっかり自分のボールが投げられた」

 まずは立岡を全4球直球勝負。カウント2ボール1ストライクから外角直球で遊ゴロに仕留め、続く代打の高橋由にも全球ストレート。1―1から147キロで力ない遊飛に打ち取った。坂本にも引くことはない。石直球を連発し最後の5球目147キロで中飛。魂の12球で最大のピンチをしのいだ。

 10回にも1死二塁と得点圏に走者を進められた。亀井を左飛に仕留め2死となったところで、和田監督がマウンドへ。打者は村田。一塁が空いていたが、指揮官から伝えられた言葉は「勝負しろ!」だった。

 これで迷う理由はなくなった。初球は150キロの真っすぐでファウル。2球目は外角高めに浮いたが球威が勝り中飛。計6個のアウトのうち5つがフライアウト。ぐっと伸びる石直球のキレで巨人打線をねじ伏せる、まさに呉昇桓の投球。流れを渡さない25球が最後に光った。(水口 隆博)

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