清宮「ちゃんと走れ、ボケ」U18先輩から愛のダメ出しメッセージ

[ 2015年9月8日 15:48 ]

笑顔で肩を組む清宮(左)とオコエ

 U―18(18歳以下)ワールドカップで準優勝した高校日本代表の清宮幸太郎内野手(早実1年)が7日、大阪市内で高校日本代表の解団式に出席。2年後に行われる次回のカナダ大会でのリベンジを誓った。

 大阪市内の宿舎で行われた解団式。決勝で米国に惜敗し、初優勝を逃した高校日本代表のメンバーは悔しさをにじませながらも、すがすがしい表情だった。ただ1年生で唯一出場した清宮は敗戦を引きずっていた。悔し涙を流した決勝から一夜明けても涙を浮かべた。

 「4番として仕事を果たせなかった。負けてしまったシーンが印象に残っている」。清宮には2年後の次回大会で雪辱する機会が残されている。「またここに戻ってきて中心として仕事をしっかりしたい。(2年後の)代表がまだ決まっているわけではないので、自分も精進していかなきゃいけない身。この悔しい思いを晴らす」と誓った。

 前夜は宿舎で代表メンバーらと写真を撮ったりするなど思い出づくりをした。「楽しく過ごせた」と振り返り、笑顔に戻った。自ら練習用のバットを持って先輩の部屋を回り、寄せ書きをしてもらったという。「ちゃんと走れ、ボケ」、さらにバットの先端には「ここで打つなよ、日本の4番!」など先輩たちからの叱咤(しった)激励のメッセージ。2年後のリベンジを託され、「宝物です」と感慨深げだった。

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