阪神・和田監督「ここからが勝負」 異例の全体練習で円陣訓示

[ 2015年9月8日 05:30 ]

練習前にナインを集めて話す和田監督

 宿敵に引導を渡す。阪神は巨人との今季最後の3連戦を前に決戦の舞台・甲子園で全体練習を行った。連戦の合間である月曜日の全体練習は異例。和田監督は練習前に選手らを集めて円陣をつくり「残り20試合。第4コーナーを回って、ここからが勝負だ。ムチを入れていこう」と約5分間の熱弁を振るった。

 練習には右手中指の痛みをこらえながらプレーを続ける福留も参加。3日の広島戦(甲子園)から4番を打ち、4試合で13打数6安打、打率・462と好成績を残しているベテランは「みんながこれから大事な試合が続くと再確認する意味では良かったと」とうなずいた。9日の先発が見込まれる、リーグトップ12勝の藤浪は「大事な試合であることは間違いない。勝負どころでしっかり打ってくる打線。警戒したい」と気合を入れた。

 8月18日からの東京ドームでの3連戦ではまさかの3連敗を喫しただけに、和田監督は「前回3つやられているんで、より強い気持ちでね」と力を込めた。あの時の借りを返し、近年まれに見る混戦を抜け出す。

 ≪負けなしがマジック点灯条件≫阪神の優勝マジック最短点灯は11日でM13が出る。巨人に対しては、8日からの直接対決3連戦に勝ち越せば、巨人の自力優勝の可能性を消すことができるが、11日のマジック点灯には3勝、2勝1分け、1勝2分けの「負けなし」が条件。2勝1敗の「負けあり」の場合、最短点灯は12日に延びる。

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2015年9月8日のニュース