清宮2年後リベンジだ!執念の内野安打も「何も貢献できなかった」

[ 2015年9月6日 22:18 ]

<日本・米国>6回、清宮は二塁内野安打を放つ

U―18W杯決勝 日本1―2米国

(9月6日 甲子園)
 1年生ながらU―18日本代表の4番に座ったものの、準優勝に終わった清宮幸太郎内野手(早実)は4打数1安打に終わり「世界一を目指すチームの中で、足を引っ張ってしまった」とガックリと肩を落とした。

 この日は、「4番・DH」で先発も、同じ16歳の米国先発・プラットの前に2回に先頭打者で三振、4回には2死二塁で三振と打ちあぐむ。それでも1点を返し、なおも2死一、二塁で迎えた6回には「清宮コール」の中、二塁への内野安打を放つ執念を見せた。

 それでも、今大会8試合に出場し27打数6安打2打点、打率・222には「何も貢献できなかった」と悔しさをかみ殺した。さすがに“怪物くん”とは言え、まだ1年生。県大会、甲子園、そしてW杯と1カ月半に渡る連戦が続き、疲労はピーク。8月31日の1次ラウンド・チェコ戦では左膝の違和感を訴え、9月1日のメキシコ戦は欠場したほどだ。

 8月末には弟・福太郎が東京北砂の一員として、リトルリーグ世界選手権で優勝した。また、ラグビートップリーグ・ヤマハ発動機監督の父・克幸氏も今年の日本選手権を制しており「父は日本一、弟は世界一。自分はまだ何も獲れてないので、弟に早く追いつきたい」と話していたが、それは2年後の2017年にカナダで開催される次回大会までお預け。3年生となった次回大会で、日本にとっても悲願の初優勝を目指すことになる。

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