公開説教に強制送還…中日・浜田達 ストライク入らず2軍落ち

[ 2015年9月6日 05:30 ]

<中・神>3回、浜田達(中央)は制球が定まらずKO。マウンドを小熊(右)に託す

セ・リーグ 中日2-8阪神

(9月5日 ナゴヤD)
 期待の21歳が試合をぶち壊した。中日先発の浜田達が大乱調で2回1/3を1安打ながら、5四球5失点で自滅。マウンド上で友利投手コーチに「公開説教」され、降板後は試合中に名古屋市内の選手寮に強制送還された。

 「申し訳ないです」と広報を通じてひと言だけコメントを残した左腕。持ち味の思い切りの良さがまったく見られず、3回は先頭の鶴岡を歩かせたのを皮切りにこの回だけで4四球を与えた。福留に押し出し四球を与えたところで、交代を告げるためにマウンドに向かった友利コーチが「もう帰れ!」とばかりに鬼の形相で手をベンチ方向に振る場面も。「お粗末。ストライクが入るか入らないかの投球をしていたら1軍投手じゃない」と試合後も怒りは冷めず、2軍落ちとなった。

 チームも大敗で30年ぶりの阪神戦8連敗。左翼席の虎党の歓声だけがナゴヤドームに響いた。 (山添 晴治)

 ▼中日・谷繁兼任監督(30年ぶりの阪神戦8連敗)僕がプロ野球にも入ってない時代ですか。嫌な記録はつくりたくないが、現実に起こったことなんでしっかり受け止めなければ。

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2015年9月6日のニュース