黒田 熱投で勝利呼んだ「自分の勝ち負けは二の次」

[ 2015年9月6日 05:30 ]

<ヤ・広>最後を締めた中崎(右)とハイタッチする黒田

セ・リーグ 広島4-0ヤクルト

(9月5日 神宮)
 広島・黒田の熱投が9回の4得点を呼び込んだ。7回を投げ、三塁も踏ませずに3安打無失点。0―0のまま降板、9勝目はならなかったが「この時期になると自分の勝ち負けは二の次。大事な試合だったので、大きな1勝」と喜んだ。

 またしても体が勝手に動いた。2回無死、畠山の中堅方向へのライナーに対し、反射的に右手を伸ばした。8月18日中日戦(ナゴヤドーム)、前回同29日DeNA戦(横浜)と、いずれも右手で打球を止めにいって当て、途中降板を余儀なくされた。幸運にも今回は打球には当たらず「自分では出したつもりはないんですけどね」。勝利への執念を見た野手陣が燃えないわけがなかった。

 CS圏内の3位・巨人とのゲーム差は3。リーグで最も多い24試合を残しており、修羅場をくぐり抜けている黒田の右腕は頼もしい限りだ。

 ▼広島・松山(9回1死一、三塁で代打登場。一ゴロが野選と悪送球を誘い決勝点)いい当たりではなかったけど、点が入ったから100点。

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2015年9月6日のニュース