どっかで聞いた?U18佐藤 米国戦先発へ「ハーフハーフです」

[ 2015年9月6日 05:30 ]

<日本・キューバ>勝利が決まった瞬間、喜ぶ篠原(右)と佐藤世

U―18W杯決勝 日本―米国

(9月6日 甲子園)
 初の世界一が懸かっていても、気負いはない。米国との決勝で先発が有力視される佐藤は「厳しい試合になると思う。最初から飛ばしていきたい」と力を込めた。

 1次ラウンドの対戦では5安打9奪三振で完封。フォークで7三振を奪った。相手も研究してくる中で「投げにくさ?ハーフハーフです」。フィギュアスケート女子の浅田真央の言葉を借りておどけながらも、「分かっていても投げないといけない」と得意球を軸に快投を再現する。

 140球で完投勝利したスーパーラウンド・カナダ戦から中2日での大一番に向け、キューバ戦の間に約30球の投球練習をこなした。「1、3、4番をマークしたい。苦手意識はない」と抑え込むイメージはできている。投手陣ではこの日は2人だけ登板がなく、もう1人の上野にも先発の可能性が残されているが、佐藤は自らがマウンドに上がるつもりでいる。

 今夏甲子園決勝では東海大相模に敗れ、悔し涙を流した。日本一には届かなかったが、今度は世界一をつかむチャンスだ。 (川島 毅洋)

 ▼日本・西谷浩一監督 アメリカは最大のライバル。何とか世界一を獲りたい。(勝つと負けるとでは)天と地ほど違う。日本の野球ファン、前回のメンバーにいい報告ができるよう、歴史をつくりたい。

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2015年9月6日のニュース