松井稼、ゴジラに並ぶ日米通算2643安打も「比べるの失礼」

[ 2015年9月5日 05:30 ]

<ソ・楽>8回、中前打を放った松井(右)は永池コーチとグータッチ

パ・リーグ 楽天6―5ソフトバンク

(9月4日 ヤフオクD)
 強烈なライナーが中前に弾んだ。2点を追う8回無死、楽天・松井稼は軽快な足取りで一塁に到達した。日米通算2643安打目。巨人、ヤンキースなどで活躍した尊敬する大先輩、松井秀喜氏に肩を並べた。

 「チームが勝てたことが何より。秀喜さんはあれだけホームランも打って残した成績。比べるのは失礼です」

 39歳のベテランは謙遜したが、この一打は逆転勝利への号砲にもなった。四球を挟み、ウィーラー、銀次の連続適時打で3点。首位を独走するソフトバンクに意地を見せた。

 西武時代の02年にはスイッチ打者で史上初のトリプルスリーを達成するなど数々の勲章を手にして、04年にメジャー挑戦。1年先に海を渡った同じ姓の松井秀喜氏と比較され、「リトルマツイ」とも呼ばれた。不慣れな土地で野球文化の違いや故障にも悩まされることが多く、大先輩に電話で相談に乗ってもらったことは一度や二度ではない。「秀喜さんとはメジャーではリーグが別の時期が多かったけど、電話で話をさせてもらったりした」と感謝の念は強い。

 7月28日のソフトバンク戦(秋田)で日本通算2000安打も達成。今年10月で40歳となるが、打棒は衰え知らずだ。何より若手からの人望が厚く、チームにとって精神的な支柱。CS進出圏内の3位は難しい状況だが、松井稼は最後まで諦めない。 (山田 忠範)

 ▼楽天・ウィーラー(6回に8号2ランを放つなど3安打3打点)逆転勝利に貢献できてうれしい。

 ▼楽天・銀次(初回に先制打、8回に決勝の中前2点打)2本とも初球を積極的に打てた。仕事ができて良かった。

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