小川、2年ぶりの2桁10勝目!「何とか粘れて良かった」

[ 2015年9月2日 22:10 ]

<巨・ヤ>6回1死満塁、村田(後方)を遊ゴロ併殺打に打ち取りガッツポーズを見せる小川

セ・リーグ ヤクルト5―3巨人

(9月2日 金沢)
 ヤクルトの先発・小川が巨人打線に7回まで9安打を許しながらも3失点でしのぎ、2年ぶり2度目の2桁勝利となる今季10勝目を飾った。

 「うれしいです。野手の人に支えられて10勝、通過点ですけど良かった」。

 初回に味方打線が2点を奪い、早々に援護をもらった。だが、その裏、坂本に同点2ランを被弾する不安定な立ち上がり。以降も毎回、ヒットを許し、走者を背負う苦しい投球だった。それでも要所で粘った。6回には2安打と1四球で1死満塁のピンチを背負ったが、村田を遊ゴロ併殺打に仕留め、ガッツポーズをつくった。

 「とても大事な一戦だと思っていたので、強気で最後まで押し切れるようにとマウンドに上がった。先頭バッターを出してしまってなかなかリズムに乗れなかったが、何とか粘ることができて良かった」。

 この日の勝利でチームは3連勝、勝率差で順位こそ2位のままだが、首位・阪神についにゲーム差なしと迫った。「一戦一戦大事になる。投げる試合は全部勝つという気持ちで戦っていきたい。全員野球で一つの勝利をもぎとって、最後まで走り抜けたいと思います」。小川は引き締まった表情で語った。

 そんな小川に、真中監督は「粘り強く投げてくれた」と称えた。首位に肉薄したことについては「チャレンジャー精神で、変な緊張ないようにリラックスしてやっていきたい」と、今後の激しいV争いを見据えた。

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