開始2時間遅れも影響なし!“みちのくのドクターK”成田4回7K

[ 2015年9月1日 23:10 ]

<日本・メキシコ>ガッツポーズを決める成田(左)と平沢

第27回WBSC U―18ワールドカップ・1次ラウンドA組 日本12―0メキシコ

(9月1日 舞洲)
 試合開始が2時間以上遅れたが、全く影響を感じさせなかった。日本の先発・成田翔(秋田商)が完璧な立ち上がりを見せる。初回を2つの外野フライと内野ゴロで3者凡退に抑えると、2回は圧巻の3者連続三振。130キロ台後半の速球とキレ味抜群のスライダーをコーナーに決め、3回まで完全。4回1死一、二塁も4、5番を連続三振でピンチを切り抜けた。

 4回2安打無失点、7奪三振。左腕は「とにかく気持ちを切らさないこと、自分のピッチングをしようとし心掛けた。右バッターのアウトコースに真っ直ぐが決まって(投球の)幅が広がった。よかったと思います」と胸を張った。

 夏の甲子園の2回戦、龍谷戦で16三振を奪った“みちのくのドクターK”。今大会は8人の投手で唯一登板機会がなく、西谷監督も「ウズウズしていたんじゃないですか」と振り返る。ようやくめぐってきたチャンスで本領発揮。「ピッチャー陣は全員、調子がいいので自分も刺激されている。いつ任されてもいいように準備をしっかりしたい」と3日からのスーパーラウンドに目を向けていた。

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