西武・高橋光 8月MVPだ!パ高卒新人松坂以来の月間4勝

[ 2015年9月1日 05:30 ]

<楽・西>3回無死二、三塁のピンチに帽子を飛ばしながら熱投する高橋光

パ・リーグ 西武15-3楽天

(8月31日 コボスタ宮城)
 雨にも、スライドにも負けず。西武のドラフト1位ルーキー・高橋光成投手(18)は31日の楽天戦に先発し、プロ初勝利から4連勝をマークした。激しい雨の中、5回まで投げ、4安打2失点。月間4勝はパ・リーグの高卒新人では99年の松坂大輔(現ソフトバンク)以来、16年ぶり。月間MVPの有力候補にも躍り出た。試合は15安打15得点の大勝で、ロッテを抜いて再び3位に浮上した。

 降りしきる雨にも負けず、高橋光は腕をしっかりと振った。3回、死球と味方の失策で無死二、三塁のピンチを招いたが、島内を直球で中飛。北川も直球で追い込み、最後はフォークで右飛。ペーニャもフォークで中飛に仕留めた。

 「(足場は)気になったけど、どうこう言ってられない。スピードより、切れとテンポでストライク先行を意識した」

 凄いルーキーだ。前日の試合が雨天中止となり、初めてのスライド登板。この日も悪天候で、4回に中断が入るほどのグラウンド状態だった。それでも5回まで投げきり、4安打2失点。パ・リーグの高卒新人では99年9月の松坂以来、16年ぶりの月間4勝で、月間MVPの最有力候補に。「全然意識してなかった。月間(MVP)と言われて何?と思っていました」とおどけたが、獲得すれば、こちらも高卒新人では99年7月の松坂以来となる。

 「(前日の中止で)一度気持ちを切ったが、切りすぎた。いい経験」と笑う。悪条件でも動じない心は前橋育英時代に培った。雨の登板について、荒井直樹監督から「投手も投げづらいけど打者も打ちづらい。視界も悪くなるから、どっこいだ。自分だけ不利とは考えるな」と心構えを叩き込まれてきた。

 5回は無死一塁で島内にフルカウントから適時三塁打を浴び、初完封した前回23日のロッテ戦(西武プリンス)を挟んで16イニングぶりに失点したが、大量リードの中で大崩れはしなかった。そんな18歳を田辺監督は「チームに欠くことのできないローテーション投手」と手放しで称えた。

 次戦は6日のロッテ戦(QVCマリン)に先発予定。今度は初の中5日で再びサンデー登板に戻る。「野手や中継ぎを楽にする、もっと内容の濃い勝利を挙げたい」。その右腕でチームを再び3位へと押し上げたが、18歳は満足しない。さらに質の高い投球を求め続ける。 (君島 圭介)

 ≪5人目の期待≫高橋光(西)が8月9日のオリックス戦から4連勝。高卒新人の4連勝は13年藤浪(神)が2度4連勝して以来。西武では99年松坂が6連勝を筆頭に4連勝以上を3度マークして以来16年ぶりだ。なお、ドラフト制以降、高卒新人の5連勝以上は
年度  投手名(所属) 連勝
66年 堀 内(巨)  13 
67年 江 夏(神)  (6) 
86年 遠 山(神)  (5) 
99年 松 坂(西)  (5)(6)
 と4人で5度しかおらず、高橋光に5人目の期待がかかる。

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