世界制覇も夢じゃない!?高校日本代表をけん引する篠原主将の素顔

[ 2015年8月31日 09:10 ]

U-18W杯の開会式で選手宣誓を英語で行った篠原凌

 甲子園の興奮が冷めやらぬ中、大阪でU―18(18歳以下)ワールドカップが始まった。今年の甲子園に出場した選手を中心に編成された日本代表は30日にオーストラリアを下して3連勝を果たした。

 開幕した28日、日本代表にちょっとしたハプニングがあった。試合開始の5時間前、ベンチ裏で篠原涼主将(敦賀気比)が慌ててブルペンへ走っていく姿が見えた。片手には大会のロゴが入ったカード。何事かと思っていたら「選手宣誓しなきゃいけないんです。しかも英語で!」と困り顔で右往左往。ブルペンに閉じこもって練習を繰り返していたのだ。国際大会の選手宣誓は開催国の主将が行うのが通例で、通常は何週間も前から英語の宣誓文を渡され、練習する時間もたっぷりあるという。

 しかし、今回は日本代表を発表したのが開幕直前の8月20日、甲子園決勝後だった。大会までの期間が短いことを考慮し、篠原には日本語での宣誓が許可された。しかし開幕当日の朝に急きょ英語での宣誓を要請された。日本代表の練習の合間に練習し「英語は得意じゃなくて…宣誓のことで頭がいっぱいだった」と苦笑い。だが、そこはセンバツ優勝チームをまとめ、敦賀気比では進学コースに在籍する男。数回の練習でほとんど直す所がないくらいに仕上げたという。大会関係者も「練習に集中できない状態にしてしまって申し訳ないなと思いながら、発音などを最終チェックをしたら完璧でびっくりした」と振り返る。

 篠原は今春センバツでも選手宣誓を務め、短歌入りの宣誓を披露した。とはいえ1年に2度も宣誓をした主将は他に例がないだろう。メモを見ながらとはいえ、大役を終え「緊張しました」と汗をぬぐった。練習でも試合でも積極的に声を出し、主将らしい振る舞いで代表を引っ張っている。しっかり者の篠原がいれば初の世界制覇も夢じゃないと思わせてくれる。(松井 いつき)

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