巨人・原監督 5点はね返したチームに「開き直ることができた」

[ 2015年8月30日 19:04 ]

<巨・中>ベンチで戦況を見守る巨人の原監督

セ・リーグ 巨人9―5中日

(8月30日 東京D)
 巨人の原監督は「5点ビハインドの中で、少々開き直ることができた」とチームの逆転勝利を振り返った。

 両軍得点なく迎えた3回、先発の田口が中日打線につかまり5失点。その裏に1死から片岡が7号ソロで反撃ののろしを上げると、坂本と阿部の連打で一、二塁の好機。この場面で長野が中前適時打を放つと、その後、村田が押し出しの四球を選んで2点差とした。

 ここを勝負どころと見た原監督は代打攻勢。アンダーソンは三振に倒れたが、続く今季初打席の隠善に2点適時内野安打が飛び出し、ついに試合を振り出しに戻した。「あれが大きかった。今季初打席とはいえ、いい仕事をしてくれた」と指揮官は隠善に賛辞を送った。

 その後、5回に村田の10号ソロで勝ち越し。終盤の8回には片岡のこの日2本目の本塁打となる8号ソロなどで3得点を挙げ、試合にダメを押した。「すべて貴重なホームラン。中軸が機能し始めた」。そう語る原監督は満足そうにうなずいた。

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