二神、114日ぶり1軍で躍動!5回途中で救援5人ピシャリ

[ 2015年8月27日 09:10 ]

<広・神>力投する二神

セ・リーグ 阪神2-4広島

(8月26日 マツダ)
 劣勢で躍動した。阪神・二神が、能見の降板後の5回1死一、二塁で2番手として登板した。5月4日の中日戦(甲子園)以来、自身114日ぶりの1軍マウンド。6回まで打者5人を完全に封じ込め、存在感を示した。

 「準備は出来ていました。思い切って行こうと思っていました」

 悪い流れを、見事に断ち切った。登板した時点で、すでに3点のビハインド。そして相手打線は好機で新井、エルドレッドが続く。これ以上、得点を許すと試合を決められてしまう。失投は許されない場面。強気かつ、冷静に対処した。同じ腕の振りから投じる直球とカットボールが軸。右の大砲2人に対して内角のボール球を見せ球とし、勝負球は徹底して投手の原点である外角低めを使った。2者連続奪三振で窮地を脱出。続く6回も梵、石原の右打者に対して外角攻めを敢行。1回2/3を投げ、右打者4人をすべて三振に仕留めた。

 「(右打者の外角低めの)精度をもっと上げていって、今後につなげたい。こういう投球を続けていきたい」。救援陣に疲れの色が見え始めたシーズン終盤戦。頼もしい「右キラー」が現れた。(惟任 貴信)

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2015年8月27日のニュース