江越“隠れヒーロー”だ!平田ヘッド「きょうのポイントだね」

[ 2015年8月23日 08:45 ]

<神・D>4回1死一、二塁、藤井のとき野選で二進する一走・江越。二塁手飛雄馬

セ・リーグ 阪神7-2DeNA

(8月22日 京セラD)
 記録には表れなくても、見ている全ての虎党が江越をヒーローの1人として認めるだろう。海星高(長崎)の先輩でもある平田ヘッドコーチから「きょうのポイントだね。あれがチームプレー。アウトかセーフで(試合展開も)変わったと思う。すばらしいリードオフとスライディングだった」と絶賛された江越の「足」が勝利を呼んだ。

 本能が両脚を動かした。同点の4回1死一塁から二塁内野安打で一、二塁に好機を拡大。続く藤井は遊撃左への平凡なゴロ。併殺か…。DeNAの遊撃手・白崎は捕球して無駄な動き一つなく二塁へ送球。だが、好スタートを切って最短距離で二塁に必死のスライディングを試みた江越の足が先に到達。一塁もセーフとなって満塁とし鳥谷の決勝二塁打へとつなげた。

 5本塁打など思い切りのいい打撃が注目されるが、50メートル5秒8を誇る俊足の持ち主。「走れないよりは走れる方が良いですし、そこは自分の特徴でもあると思います」と打撃一辺倒で勝負するつもりは毛頭ない。

 そんなルーキーの頭には、1人の理想型がはっきりとある。「打てる、守れる、走れる。どれをとっても高いレベルだと思う」と話す宿敵巨人の長野だ。左右に打ち分ける長打力に加えて通算75盗塁のスピードも兼備し「理想ですね」と尊敬の念を絶やさない。江越自身は、チームの制約などもあり盗塁はないが、走攻守三拍子揃った選手を目指す上で、能力の一端を見せる好走塁だった。

 「普通に全力でプレーしただけです」。本人にとっては当然のことをしたまで。理想像に到達するまで、「全力疾走」は変わらない。(久林 幸平)

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