清宮、木製バットでもチーム最多3発 唯一1年の高校代表合宿で堂々

[ 2015年8月23日 06:40 ]

西谷監督(右)の見つめる中、フリー打撃で快音を響かせる清宮

高校日本代表国内合宿

(8月22日 奈良県生駒市内)
 第27回WBSC U―18(18歳以下)ワールドカップ(28日~9月6日、甲子園ほか)に出場する高校日本代表の国内合宿が22日、奈良県生駒市内でスタートした。今夏甲子園で2本塁打を放った早実(西東京)の清宮幸太郎内野手(1年)は、フリー打撃でチーム最多の柵越え3発。代表唯一の1年生ながら、木製バットへの対応力を見せ、クリーンアップに座る可能性が高まった。

 1年生らしからぬ、堂々とした立ち居振る舞いだった。清宮のフリー打撃。38スイング目、鋭いスイングから放たれた打球が、右翼フェンスを越えた。その直後、今度はライナー性の打球で再びフェンスオーバー。見守るスタッフ、3年生たちに、木製バットへの対応力をアピールした。

 「(木製バットは)芯に当たれば気持ち良く飛んでくれる」

 早実ではロングティー以外は金属バットを使用してきた。投手の球を打つのは「初めて」と言いながら、70スイングで安打性の当たりは31本。ラグビートップリーグのヤマハ発動機の監督を務める父・克幸氏が用意した、焦げ茶色のマイバットも持ち込み、柵越えはチーム最多の3発をマークした。この日は3種類のバットを握り「どれを使うか試している」と約900グラムの木製バットの感触を確認した。

 中学1年時、米国で行われたリトルリーグ世界選手権で優勝した。自身は3本塁打を放つなど、日の丸を背負うプレッシャーもはねのけてきた。「アメリカ人に限らず、ガタイのいいところに負けたくない。一番にこだわってやらないと面白くない」と豪語した。県岐阜商・高橋が「でかくて1年生とは思えない」と驚けば、視察した中日・米村明スカウトも「どこに行っても目立つね。スター性がある」と話した。

 甲子園で4強入りしたチームは、23日から合流予定だった。1日前倒しで合宿に参加し「1日でも長く、皆さんといられるのは楽しい」と先輩たちと談笑する姿も見られた。指揮を執る大阪桐蔭の西谷浩一監督は「(1日早く来た)意気込みがありがたい。(木製バットの対応は)十分できている」と目を細めた。オーダーは言及しなかったが、クリーンアップに座る可能性は高い。

 「(最初は)自分がここにいていいのかなと。入れさせてもらったので、迷惑をかけないように、結果で示していければ」と清宮。唯一の1年生が、初優勝を狙うチームのキーマンになる。(川島 毅洋)

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