阪神・岩崎 初の3連勝!8月に入って安定感抜群

[ 2015年8月23日 05:30 ]

<神・D>3勝目を挙げ、お立ち台で満面の笑みを浮かべる岩崎

セ・リーグ 阪神7-2DeNA

(8月22日 京セラD)
 いきなり訪れた難局を乗り越え、阪神・岩崎が価値ある白星を手にした。

 「点の取られ方が悪かった。何とか1点で終われたのが良かった」

 1点を先制した直後の2回、制球に苦しみ連打と死球で無死満塁。1死後、高城に押し出し四球を与え同点を許した。一気に崩れてもおかしくない場面で藤井から「ボールは来てる」など心強い言葉をもらい、最少失点で踏ん張った。

 昨年、4月2日中日戦でプロ初勝利を挙げて以来となる、縁起の良い京セラドームのマウンドで3回以降はテンポ良くアウトを重ね7回4安打2失点で自身最長の3連勝。抜群の安定感は「5番手」という表現でなく能見、藤浪、メッセンジャー、岩田との「5本柱」形成を確信させた。

 控えめな性格からは想像もつかない闘争心が24歳の投球を支える。今季初勝利を挙げた9日DeNA戦は7回に左足ふくらはぎがつり余力を残しての降板。翌日、メッセンジャーに「足がつって降板するなんて自分ではあり得ないよ」と“口撃”を受けた。実は初回から同箇所はつっていたという。足りない部分を痛感した一戦。だから余計に助っ人右腕の言葉に悔しさがこみ上げてきた。

 「メッセンジャーには“考えられない”とガチな感じで言われました。自分としても情けなかった。気持ちで投げた部分もあるんですが、夏は苦手にしていますし、このままではいけない」

 DeNA戦後に報道陣に「鍛えます」と笑って口にした言葉は、冗談ではなかった。遠征を終えて鳴尾浜に帰ると、すぐに選手寮に隣接するウエートルームに向かった。「水分を取る対策だけじゃなく、筋力的にも両脚のふくらはぎを鍛えてます」。1秒も無駄にせず進化を目指している。

 8月は4試合に登板して3勝1敗、防御率1・42と堂々たる数字を残し、今月最終登板となる30日ヤクルト戦(甲子園)で白星を挙げれば月間MVPの有力候補に浮上する可能性もある。

 「自分は1つも負けられない。まだ(3勝5敗で)借金も2つある。次のピッチングに向けて切り替えていく」。背番号67は前だけを向いて、腕を振る。(遠藤 礼)

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