ソフトB武田 初の2桁勝利 チームは70勝両リーグ一番乗り

[ 2015年8月23日 05:30 ]

<楽・ソ>ハリーホーク(左)と10勝目を示す10を作る武田

パ・リーグ ソフトバンク7-2楽天

(8月22日 コボスタ宮城)
 先発ローテーションの核になりつつある。ソフトバンク・武田が8回1失点で自身初、チーム今季第1号の10勝目をマーク。プロ入り初の楽天戦勝利のおまけ付きだった。

 「勉強になりました。(一歩間違えれば)大量失点になっていたかもしれない試合でした」

 2桁勝利に到達しても、最初に反省が口をついた。8イニング中、5度も先頭打者を出塁させた。だが、いつものようにカーブで空振りを取るのではなく、打たせる省エネ投法で3併殺を奪った。「要所でしっかり投げられた」。7回こそ20球を要したものの、6回までわずか74球。結局8回を116球でまとめた。

 10勝を目前にしながら、8日のロッテ戦(QVCマリン)で3回6失点、15日の西武戦(ヤフオクドーム)は6回途中5失点を喫した。ここ2試合は体の重心が高くなり、球にしっかり力が伝わっていなかった。この日はフォームを修正して臨んだが、制球力が格段にアップした。4年目にしてパ・リーグで唯一、未勝利だった楽天戦に勝利し「2桁勝ったことよりうれしいかも」と喜んだ。

 今季はここまで高谷とのバッテリーが多かったが、4月15日のオリックス戦(京セラドーム)以来、4カ月ぶりに鶴岡とコンビを組んだ。鶴岡は「きょうはストライク先行でいけたのが良かった」とリズムよく投げた武田の投球を勝因に挙げた。

 工藤監督は「一つの目標だった2桁勝利をクリアしたしたけれど、これからも欲を持ってさらに上を目指してほしい」と伸び盛りの22歳右腕に、さらなる成長を促した。

 これで12球団最速で70勝に到達。貯金は今季最多の36となり、優勝マジックは2つ減って25に。優勝に向けて突っ走る中、開幕からただ一人ローテーションを守り続けている武田が、先発陣の先頭で引っ張る。(田中 貴久)

 ▼ソフトバンク・柳田(5回に2戦連発の右越え26号3ラン)ちょっと崩されたが、バットにうまく乗せることができた。

 ▼ソフトバンク・松田(2回に先制のソロ。自己最多26号)30本を狙っている。チームの勝利にもつながるので目指していきたい。

 ≪新監督では最速到達≫工藤新監督が率いるソフトバンクの70勝両リーグ一番乗りは昨季以来。チームの107試合以下での70勝は
年 試   勝―敗  分 順位 監督
52 107 70―36(1)優勝 山本
55 103 70―30(3)優勝 山本
56 105 70―34(1)2位 山本
65  93 70―22(1)優勝 鶴岡
05 104 70―33(1)2位 王 
15 107 70―34(3)?  工藤
 と6度目。5位タイの速さで、新監督では09年(秋山監督)の131試合を抜く最速到達になった。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2015年8月23日のニュース