「何としても前回の分を…」東海大相模・吉田 夢の日本一まであと1

[ 2015年8月19日 17:23 ]

<東海大相模・関東第一>7回1失点の好投を見せた東海大相模・吉田

第97回全国高校野球選手権大会準決勝 東海大相模10―3関東一

(8月19日 甲子園)
 東海大相模の先発は左腕の小笠原ではなく、準々決勝と同じく右腕の吉田だった。

 準々決勝の花咲徳栄戦では4回途中3失点。「小笠原や野手に迷惑をかけてしまった。きょうは何としても前回の分を返したくて、初回から一球一球気持ちを込めて投げた」という吉田。7回138球を投げ8安打1失点の好投で、「相手打線を考えて、自分の感覚で決めた」という門馬監督の先発起用に応えた。
 
 「右打者に対してのインコースの真っすぐをしっかりと投げきれたのが一番良かった」と振り返るように強気の投球が光った。本来はスライダーが一番の武器だが、「スライダーは研究されていると思い、それ以外の球を練習してきた」という。磨きのかかった真っすぐ主体の投球で強打の関東一打線をわずか1点に抑えた。

 門馬監督は吉田の投球を「粘り強く投げた」と評価。10得点を奪って勝利したにもかかわらず、「守り勝った」と表現した。吉田は決勝への意気込みを聞かれ「日本一になるために東海大相模に来た。あしたは高校生活最後の一試合を頑張りたい」と決意をあらわにした。

続きを表示

2015年8月19日のニュース