仙台育英・佐藤世那 清宮“対策”は心「過剰に意識しない」

[ 2015年8月19日 05:30 ]

ブルペンに入り、熱の入ったピッチングを披露する仙台育英・佐藤世

第97回全国高校野球選手権第13日・準決勝 仙台育英―早実

(8月19日 甲子園)
 東北勢初優勝のチャンスにも、気負いはない。前日の準々決勝、秋田商戦で133球で完投した仙台育英のエース・佐藤世は、ブルペンで軽めに約40球。「若干(体は)重かったが、気にならない」と話した。

 1年生には負けられない。3番・清宮に対しては「凄い打者だとは思うが、過剰に意識しないようにしたい。インコースには放らないといけない。気持ちで負けないようにすることが一番」と力を込めた。一方、捕手・郡司は映像で早実打線をチェックし「フォークが中心になると思う。普段通りにやれば(佐藤)世那なら大丈夫」と、縦変化を有効に使って怪物を封じる狙いだ。

 清宮への注目度が高まっているからこそ、冷静に。対策を問われた佐々木順一朗監督は「(清宮は)9人のうちの1人です。地に足を着けてやることが大事」と特別視しないことを強調した。頂点まで残るは2勝。佐藤世は「(準決勝に)勝ってから(優勝は)意識したい」と目の前の一戦に集中する。 (川島 毅洋)

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2015年8月19日のニュース