ロッテ 九州国際大付・山本を今秋上位指名も 父は元監督

[ 2015年8月18日 05:30 ]

<早実・九州国際大付>2回無死、九州国際大付・山本は中前打を放つ

 ロッテが、今秋ドラフトで九州国際大付の4番を務める山本武白志(むさし)内野手(3年)をリストアップしていることが17日、分かった。他球団の動向次第では上位指名の可能性もある。

 夏の甲子園を視察した松本尚樹編成統括は「(指名候補の)リストに入っている」と話した上で「バッティングは高校生離れしたものを持っている」と評価した。この日早実との準々決勝で敗退したが、大阪偕星学園との2回戦で2打席連発を放つなど3本塁打を記録。高校通算24本塁打を誇る右の強打者に対し、プロの注目は急上昇しており、山本本人も進路をプロ一本に絞っている。

 ロッテは山本の父・功児氏が現役時代の84~88年にプレー。99年から5年間は監督も務めた。林信平球団本部長は「縁もありますね」と話し、「甲子園で評価も上がり、(他球団の)指名順位も上がるだろうから当然、うちも上がってくる」と上位指名も視野に入れた。2世球児の話題性もあり、チームは井口、今江を後継する大型内野手に育成したい意向だ。

 ◆山本 武白志(やまもと・むさし)1998年(平10)2月17日生まれ、神奈川県出身の17歳。小学3年時に「元石川サンダーボルト」で野球を始める。中学では巨人などで投手として活躍した前田幸長氏が主宰する硬式「都筑ジャイアンツボーイズ」に所属し投手兼4番。九州国際大付では1年秋からレギュラー。今夏の福岡大会では投手としてマウンドにも立った。1メートル88、89キロ。右投げ右打ち。

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2015年8月18日のニュース