仙台育英 26年ぶり4強 東北対決制す 秋田商 初の準決勝進出ならず

[ 2015年8月17日 14:58 ]

<秋田商・仙台育英>4回表2死、平沢は先制弾を放つ

第97回全国高校野球選手権大会準々決勝 仙台育英6―3秋田商

(8月17日 甲子園)
 第97回全国高校野球選手権大会は17日に準々決勝が行われ、東北勢同士対決となった第3試合では仙台育英(宮城)が秋田商を6―3で下し、準優勝した89年以来26年ぶりのベスト4進出を決めた。

 仙台育英は3回まで秋田商の先発・成田翔に完璧に抑えられていたが、4回2死から3番・平沢が今大会自身2本目となる本塁打を右翼スタンドへ。この試合チーム初安打が本塁打となり、1点を先制した。続く5回には連続安打と四球で満塁とし、谷津、佐藤世の連続適時打で3点を追加。6、9回にも1点ずつを加え、4試合連続2桁安打で秋田商を倒した。

 仙台育英の先発・佐藤世は、9回を投げ抜き9安打3失点。最終回に投げ急ぎ、2点を失い課題が残った。

 秋田商は、前日に161球を投げたエースの成田翔がこの日も先発。3回まで無安打投球と序盤は快調な滑り出しを見せたが、4回に平沢にソロ本塁打を打たれると5回には連打で3失点。6回にも追加点を奪われ、試合の流れをつかむことができなかった。打線は5回に1点、9回2死から2点を入れたが、6失点は重く、初のベスト4とはならなかった。

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