早実 偉大な大先輩たちに並ぶ 和泉監督「でも甲子園って凄いですね」

[ 2015年8月17日 10:47 ]

<早実・九州国際大付>4強入りを決め、好投のエース松本(左)の肩を抱く早実・清宮

 3本塁打を含む長短12安打で8得点を奪った早実・和泉監督は、「(1915年の)第1回大会でベスト4の先輩たちに肩を並べることができた。100年の思いをかけて次に挑みたい」と、まずは記念の年に4強に残れたことにホッとした様子だった。

 話題の清宮もさることながらこの日のヒーローは指揮官も「内野で一番信頼している選手」と評する富田。2回に先制の2点弾、4回には清宮の2試合連続本塁打の余韻が残る中で、右中間の最深部に2本目の2ランを放った。「甲子園結果が出ず苦しんでいた富田が2本打ってくれて嬉しかった。レフトのポールにぶつけてくれて雰囲気が変わった」と和泉監督も手放しで喜んだ。

 守っても背番号1の松本が5安打1失点で甲子園で初完投勝利。和泉監督は感慨深げで「投手陣はずっと心配の種だった。でも甲子園って凄いですね。いいピッチャーに育ててくれている感じがします」。

 投打ががっちりかみ合った快勝。9年ぶりの頂点へ、弾みのつく1勝となった。

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2015年8月17日のニュース