福留 荒木から借りたバットで?猛打賞「いい場面で最高の結果」

[ 2015年8月16日 21:46 ]

<ヤ・神>8回、適時二塁打の福留は荒木(右)にバットを借りたお礼?の一礼

セ・リーグ 阪神6―1ヤクルト

(8月16日 神宮)
 長期ロードにもかかわらず4カード連続の勝ち越しを決め、2位に今季最大の3・5差。がっちりと首位固めをした阪神のこの日の勝利の立役者は福留だ。

 1―1で迎えた6回1死一、三塁で、右中間へ8月6日以来10日ぶりとなる勝ち越しの17号3ラン。さらに8回無死一塁でも左中間へ適時二塁打を放つ活躍で、今季7度目の3安打で4打点を叩きだした。この回の二塁打で、史上63人目の300二塁打も達成だ。

 体調は万全ではない。11日に右手の指を痛め、その後4試合でわずか2安打だった。「いい場面で最高の結果を出せて良かった。久しぶりに芯に当たって、いい感触でした。最近ちょっと仕事ができていなかったので、何とかしたいと思っていました」と声を弾ませた。

 お立ち台では、荒木選手からバットを借りていた、という情報を得ていたインタビュアーからいつもとバットの色が違うことを指摘された福留だが「気のせいです」サラリ。それでも、本塁打を打った時には2人で抱き合って喜び、タイムリーの後には一礼してバットのお礼?をしていた。

 「まだまだゲームもありますし、気を引き締めて頑張ります」と福留。18日からは今度は東京ドームで巨人と3連戦を行う。残り36試合、10年ぶりのリーグ優勝に向けて一気に加速していくつもりだ。

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