福井 気迫の投球で自己最多8勝目「きょうは出してしまいました」

[ 2015年8月16日 21:55 ]

<広・D>7回2/3を3安打1失点と好投し、自己最多に並ぶ8勝目をマークした福井

セ・リーグ 広島7―2DeNA

(8月16日 マツダ)
 広島の先発・福井が7回2/3を3安打1失点。プロ1年目にマークした自己最多に並ぶ8勝目を挙げた。

 「いけるところまでいこうと初回から飛ばしていきました」の言葉通り、3回まで1四球のみのノーヒットピッチング。4回先頭の山下幸に初安打となる二塁打を許し、1死後に筒香に四球を与えて一、二塁のピンチを招いたが、ロペスを遊ゴロ併殺で切り抜けると、5回1死三塁から二ゴロの間に1点を失ったものの、8回2死までにDeNAに許した安打はわずか3本だけ。「8回に疲れが出て大瀬良と代ったけど、それまではしっかり投げられたと思います」と胸を張った。

 済美高では04年センバツで優勝。一浪して進学した早大では斎藤佑(日本ハム)、大石(西武)とともに活躍し、史上初の同一大学からの3投手1位指名で広島に入団。1年目こそ8勝を挙げたが、2年目は2勝、3年目は0勝、そして4年目の昨年も4勝止まりと不本意な成績が続いていた。

 この日は味方の援護もあり、力で押す気迫の投球。「気持ちを出し過ぎるのはよくないけど、きょうは出してしまいました。打たれたくない、チームを勝たせたいという気持ちが強過ぎるんだと思います」と振り返った。

 自己最多の今に福井にとっては8勝も通過点。上位追走へ右腕は「まだまだだと思うので、これからも勝ち続けたい」と誓った。

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