清宮に掛布氏「松井、清原以上かも」王さんも「1試合ごとに良く」

[ 2015年8月16日 07:55 ]

<東海大甲府・早実>3回、2点本塁打を放つ早実・清宮

第97回全国高校野球選手権第10日・3回戦 早実8―4東海大甲府

(8月15日 甲子園)
 「凄い」を連発だ。早実・清宮が甲子園初アーチ。虎の主砲として甲子園で活躍した阪神・掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーターは「凄いね~!左であそこまでなかなか飛ばせないよ」と驚きを隠さなかった。

 自身はプロ通算349本塁打。同じくスラッガーである清宮の打撃について「(大会中に)変わってきたよね。どんどん右膝の使い方が柔らかくなってきている。スイングまでの流れもいい」と分析した。13年12月には、当時「調布リトルシニア」に所属していた清宮を視察。「大人をムキにさせる子供。規格外。(高校時代の)松井、清原クラス。いや、それ以上かも」などと評していた。成長ぶりを目の当たりにし「あとは140キロ台の速球を投げる投手と対戦してどうか。そこが楽しみ」と期待を寄せた。

 早実の大先輩、ソフトバンクの王貞治球団会長は「(テレビで)見ていたよ。凄かったね」と感嘆。「1試合ごとに良くなっている感じがする。(06年の)斎藤佑樹(の時)と同じでね」と話した。現役スラッガーもエールを送った。自身も大阪桐蔭1年夏の甲子園で本塁打を放っている日本ハム・中田は「将来が有望で、日本中が注目している。できる限りの結果を出して、甲子園で暴れてほしい」。そして「そのままプロに来てほしい」と、同じ舞台で相まみえる日を心待ちにした。

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