ランディ氏 マエケンを高評価「組み立てがうまい」

[ 2015年8月16日 05:30 ]

<広・D>ダイヤモンドバックスのランディ・ジョンソン球団社長特別補佐(最前列左から3人目)が見つめる中、投球する前田健

セ・リーグ 広島1-2DeNA

(8月15日 マツダ)
 広島の前田健が、ネット裏最前列に陣取ったダイヤモンドバックスの球団幹部の熱い視線を正面から浴びた。2回に先制点を許したが、カーブ、スライダーを活用して3回以降は1安打。「最初は制球もバラバラで、直球もシュート回転してスピードも出てなかったけど、修正はできたと思う」と、7回4安打1失点と試合をつくった。

 これまでも米球団のスカウトが視察に訪れてきたが、球団の編成トップ、さらに5人での視察は異例のことだ。監督としてメジャー歴代3位の通算2728勝の記録を持ち、現在は編成部門の最高責任者を務めるトニー・ラルーサ氏は「身体能力が高い」と話し、通算303勝を挙げ、今年1月に野球殿堂入りしたランディ・ジョンソン球団社長特別補佐も「どの球種でもストライクが取れるし、組み立てがうまい」と感想を口にした。

 将来的なメジャー挑戦を希望する前田健だが、今はチームの勝利のみを求めている。6年連続2桁勝利は持ち越しとなり、9回には3番手の中崎が決勝点を奪われて痛恨の敗戦。「残りも少ないので、あした勝つことが大事」とエースは語気を強めた。

 ▼広島・緒方監督(9回1死一塁から会沢が2試合連続の捕逸。ピンチを広げて失点につながり)最後の最後で一つのミスが失点につながった。

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