山崎康 一度も失敗なし30S 25年ぶり新人最多S記録に王手

[ 2015年8月16日 05:30 ]

<広・D>30セーブ目を挙げバンザイで声援に応える山崎康

セ・リーグ DeNA2-1広島

(8月15日 マツダ)
 DeNA・山崎康晃投手(22)が、15日の広島戦で今季30セーブ目を挙げた。1―1の9回に味方が勝ち越しに成功すると、その裏に登板して3者凡退に抑えた。新人の30セーブ到達は90年の中日・与田以来25年ぶり2人目で、その与田が持つ新人記録にあと1と迫った。

 勝ちを決めて笑顔を見せなかったマウンドでのたたずまいには、風格すら漂った。1点リードの9回を3人で終えて新人記録の31セーブに王手をかけた山崎康は「数字が今までやってきた中で一番、形になる。素直にうれしい」と振り返った。

 観客が多いほどアドレナリンが出る。亜大3年時の日米大学選手権で抑えを務めて最優秀投手を獲得。「東都(大学)のリーグ戦より、ジャパンはお客さんが入るじゃないですか。緊張より楽しくて。お客さんが入った方が成績いいんですよ」と分析していた。プロに入っても、強じんなメンタルは変わらない。

 お盆休みのこの日は3万1225人と満員御礼のマツダスタジアム。広島ファンが9割以上と真っ赤に染まった敵地の重圧も、むしろエネルギーに変えた。内野ゴロ2つの後、最後は鈴木誠を外角いっぱいの148キロ直球で見逃し三振に仕留めた。

 「ようやく思い通りの投球ができた」

 疲労も蓄積した球宴後に直球、ツーシームの切れが本調子でなかったことへの自己反省を込めた発言だが、状態が万全でなくてもきっちり締めてきた。チーム50勝で30セーブ。セーブがつく機会に登板して、実に一度も失敗がない。

 中畑監督は「全部成功している。凄いんじゃない?中身の濃いセーブだよ」とうなった。ただ、大台の数字も山崎康には通過点にすぎない。「ここで浮かれてはいけない。最後を締めくくるポジションの責任感を持ってチームの柱になる存在になりたい。数字にこだわらず今まで通り一生懸命頑張ります」。残り35試合。逆転でのCS進出を目指し、右腕を振り続ける。 (平尾 類)

 ▼DeNA・嶺井(山崎康の)ツーシームは相手も対策してきたのか振ってこなかったが、直球が良かった。

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