歴史的先発も…山本昌、突き指で22球緊急降板「こんな形で…申し訳ない」

[ 2015年8月9日 14:25 ]

ヤクルト戦に今季初先発し、自身が持つ最年長登板記録を更新した中日・山本昌

せ・リーグ 中日―ヤクルト

(8月9日 ナゴヤD)
 中日の山本昌投手(49)が9日、ナゴヤドームで行われたヤクルト戦に今季初登板初先発。1回0/3を投げ、1安打1失点、22球を投げたところで「左手人差し指の突き指」のため降板した。49歳363日での登板。自身の持つプロ野球最年長記録は更新したが、ジェイミー・モイヤーが持つ49歳180日の米大リーグ記録を上回る「世界最年長勝利」はお預けとなった。

 3月に教育リーグで右膝を故障したが、リハビリを経て6月中旬に実戦復帰。2軍戦7試合に登板し、防御率は2・36。歴史的快挙達成への準備を着々と整えていたが、結果は無念のものとなった。

 1回、先頭の比屋根を3球三振に斬る絶好の滑り出し。しかし、2番・川端を四球、続く上田に左前打を許し、さらに暴投で1死二、三塁とすると、畠山の右犠飛で1点を先制された。そして迎えた2回、先頭の大引に対し、ボールを3球続けた時点で顔をゆがめると、治療のためベンチ裏へ下がったが、そのまま降板となった。降板の理由は「左手人差し指の突き指」。投球時に自分の右足に指が当たったという。病院には行かずに治療中。山本昌は「こんな形でマウンドを下りて申し訳ない」とコメントした。

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