東海大甲府・2年生福武が決勝打含む3安打「振り抜けました」

[ 2015年8月7日 18:42 ]

<静岡・東海大甲府>8回無死一、三塁、東海大甲府の福武は中前に決勝タイムリーを放つ

第97回全国高校野球選手権大会1回戦 東海大甲府8―7静岡

(8月7日 甲子園)
 点の取り合いとなった“富士山隣県対決”は、東海大甲府(山梨)が1点差で静岡を下した。

 7―7の同点とされた直後の8回、安打に犠打失策が絡んで無死一、三塁でここまで2安打の2年生・福武が打席に。初球を叩くと中前適時打となり貴重な勝ち越し点となった。「勝てて良かった。初球から自分のスイングをしようと思った。振り抜けました」と笑みを見せ、この日3安打の活躍には「思い通りに打てた」と大舞台でも実力を発揮してみせた。

 9回も同点の走者を出したものの、同じ2年生の松葉が踏ん張って逃げ切った。福武は「(打球が)飛んできたら絶対アウトにするという気持ちでいた。静岡は強かったです」と激戦を振り返った。激しい試合を制した村中監督は「“取られたら取り返す”がモットー」と満足げだった。

 マウンドを2年生が支え、決勝打も2年生。福武は最後を締めた松葉を「まじめな良く考える選手」とたたえ、自らには「ちょっと抜けてるところがあるので頑張りたい。全国制覇を目指していく」と話し、過去3度ある夏4強を超え深紅の優勝旗を見据えていた。

続きを表示

2015年8月7日のニュース