14人兄弟の6番目!九州国際大付エース、富山が力投6回1失点

[ 2015年8月7日 14:55 ]

<鳴門・九州国際大付>九州国際大付先発の富山

第97回全国高校野球選手権大会1回戦 九州国際大付8―2鳴門

(8月7日 甲子園)
 第97回全国高校野球選手権大会の第2日は7日、甲子園球場で行われ、第3試合では九州国際大付(福岡)と鳴門(徳島)が激突。九州国際大付エース富山が投打に活躍し、8―2で鳴門を下して2回戦進出を決めた。

 試合は富山と河野の両左腕が先発。九州国際大付エースの富山は、なんと14人兄弟。上から6番目の左腕は、球威のある直球と切れのある変化球で鳴門打線をねじ伏せた。2回に1死三塁のピンチを背負うも後続を2者連続三振に仕留めて無失点に抑えた。

 2―0の6回には適時二塁打を放ち一挙5点のビックイニングを演出。自身のバットでリードを広げた。その裏の投球では1死満塁の危機。5番佐原に四球を与えて押し出し。だが、続く6番、7番を二飛と一邪飛と後続を断ち最小失点で切り抜けた。富山はこの回でマウンドを譲ったが、6回4安打1失点と上々の内容だった。

 打線は2回、3回と得点し5回には一挙5点と2桁安打で勝負を決めた。昨年8月から名将・若生監督から引き継いだ元プロの楠城監督は嬉しい聖地1勝となった。

 鳴門は富山ら九州国際大付の投手陣を打ち崩すことができず2得点のみ。地方大会でチーム打率が3割7分を超えた「うずしお打線」が鳴りを潜めた。

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